「頻繁に偏頭痛がして、ツラくて我慢できないんだけど、なんとかならないかなぁ?」
と、あなたは悩んでいませんか?
偏頭痛は本当にツラいですよね。
仕事中に偏頭痛がすると、ツラくて仕事にならなくなりますしね。
また、同時に吐き気がすることもあると思うんですが、そうなるとさらにツラくてイヤになりますよね。
ところで、偏頭痛は食事次第で良くなったり悪くなったりする、というのは聞いたことはありませんか?
そこで、ここでは偏頭痛を良くする食事、悪くする食事について紹介します。
偏頭痛とは?
まずは、偏頭痛について簡単に紹介します。
偏頭痛とは、頭の片側(右側か左側)か、あるいは両方が痛くなる事が多い頭痛です。
こめかみの近くか、それよりもやや後ろ側が痛くなることが多いです。
「ズキンズキン」あるいは「ガンガン」といった痛みがするのが特徴です。
脈を打つような痛み、と表現されることもあります。
偏頭痛は、血管が拡張することによって起こります。
拡張した血管が神経を圧迫するので頭痛がする、とされています。
偏頭痛を良くする食事・悪くする食事
偏頭痛は血管が拡張することで起こります。
という事は、血管の拡張を抑える栄養素が含まれている食事が偏頭痛を良くする食事、血管をさらに拡張する栄養素が含まれている食事が偏頭痛を悪化させる食事という事になります。
そこで、偏頭痛を良くする食事、悪くする食事、それぞれ紹介していきます。
偏頭痛を悪くする食事
偏頭痛を悪くする食事・栄養素は以下の通りです。
チラミンを含む食品
チラミンという成分は、血管を収縮する働きがありますが、その後反動で血管が拡張してしまいます。
ですから、結果的には偏頭痛を悪化させてしまうのです。
チラミンは、チョコレート、チーズ、玉ねぎ、赤ワインなどに含まれています。
グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)
多くの化学調味料にはグルタミン酸ナトリウムが使われています。
それで、グルタミン酸ナトリウムは血管を拡張しますので、偏頭痛を悪化させます。
化学調味料や加工食品、スナック菓子などでグルタミン酸ナトリウムが使われている場合は、原材料に書かれています。
「MSG」と表記されることもあります。
また、「調味料(アミノ酸等)」と書かれている場合も、グルタミン酸ナトリウムが使われていることが多いです。
偏頭痛が気になる場合は原材料を確認して、グルタミン酸ナトリウムが使われているものは避けたほうがいいですよ。
使われていない調味料などを探すのはかなり難しいですけどね。
アルコール
アルコールにも血管を拡張する働きがあります。
偏頭痛持ちであれば、アルコールは控えたほうがいいです。
偏頭痛を良くする食事
偏頭痛を良くする食事は以下の通りです。
マグネシウムを含む食品
マグネシウムには、拡張した血管を緩める働きがあります。
ですから、偏頭痛を良くするのに効果的です。
ほうれん草、バナナ、豆類(大豆、アーモンドetc)などにたくさん含まれています。
ビタミンB2を含む食品
ビタミンB2には血液中の脂質を分解し、流れを良くするので、拡張するのを抑える働きがあります。
ですから、偏頭痛を良くするのに効果的です。
レバー、ウナギ、ほうれん草、納豆などにたくさん含まれています。
オメガ3脂肪酸(DHA・EPAなど)
オメガ3脂肪酸は血液中の脂質を減らし、流れを良くして拡張を抑えるので、偏頭痛を良くするのに効果的だとされています。
オメガ3脂肪酸で知られているのが、DHA・EPAなど青魚に含まれている脂です。
それ以外にも、えごま油、亜麻仁油、シソ油などにもオメガ3脂肪酸が含まれています。
偏頭痛を改善するうえで大切なこと
偏頭痛の根本原因は、今のところはっきりとは分かっていません。
ただ、生活習慣が乱れると、片頭痛が起こりやすくなる、と言われています。
特に、運動不足、栄養バランスのとれていない食事、睡眠不足、ストレスなどは偏頭痛の原因となる、と考えられています。
ですから、偏頭痛が頻繁にする場合は、生活習慣を見直すことも大切ですよ。