インフルエンザ予防にうがいは効果なし!?意味がないってホント?


 

冬になると毎年のようにインフルエンザが流行しますよね。

それで、インフルエンザ予防のためにいろいろするようになるのではないでしょうか?

手洗い、うがい、マスク、乳酸菌摂取、予防接種、などなど…

 

これらの中で最近、インフルエンザ予防に効果なし、と最近言われるようになったものがあります。

それは『うがい』です。

 

厚労省はインフルエンザを予防する方法として、うがいを挙げなくなりました。

ほんの一部だけ抜粋します。

3) 外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いですから、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。

(引用元:「厚生労働省HP インフルエンザQ&A」より)

 

よく読むと分かっていただけると思いますが、従来はインフルエンザ予防法として手洗いとうがいがセットのように挙げられていたんですが、ここでは「うがい」があげられていませんね。

それで、これはインフルエンザ予防法のごくごく一部なんですが、他のところにも「うがい」は一切あげられていません。

 

「ひょっとして書き忘れでは?」
とあなたは思いませんでしたか?

しかし、そういうわけではないんです。

実は、インフルエンザ予防にうがいの有効性が認められない、ということが明らかになったんです。

 

ただ、うがいをしたらインフルエンザになりやすくなる、ということではありませんので、うがいをしないほうがいい、と言っているわけではないですよ。

うがいをしてもインフルエンザの予防にもならなければ、かかりやすくもならない、つまり意味がないということなんですよ。

 

そこで、うがいが本当にインフルエンザ予防に効果なしなのか、紹介します。

 

うがいはインフルエンザ予防の効果なしってホント?

 

ではなぜうがいはなぜインフルエンザ予防の効果なしと言われるようになったのでしょうか?

 

まず、私たちは基本的には鼻で空気を吸っているからです。

インフルエンザウイルスは、鼻の粘膜に付着することで感染します。

ということは、うがいをしても鼻の粘膜をきれいにはできないので、インフルエンザ予防にはならない、ということですね。

 

ただこれだけだと、「口からも空気は体内に入るから、その分はうがいで予防できるのでは?」なんて考えてしまいますよね。

確かに、空気は口からも入りますし、インフルエンザウイルスが口から入って喉の粘膜に付着することで感染します。

それで、インフルエンザウイルスが粘膜に付着してから体内に入るまで約20分です。

つまり、20分以上前に体内に取り入れたインフルエンザウイルスは、うがいで取り除くことができないので意味がない、ということになりますね。

 

あともう一つ、そもそもうがいをした時にのどの粘膜まで水(洗浄液)が届くのかどうかという問題がありますよね。

普通に考えたら、のどの粘膜まで入った水は外に出すことはできませんよね。

それで、インフルエンザウイルスを体外に出すことができるのか、といえば、そんなことは無理ですよね。

 

以上のことから、うがいはインフルエンザ予防の効果なし、と言われるようになったんです。

 

しかし、実験によって、風邪予防のうがいの有効性は認められています。

2002~2003年の冬場に、全国で18~65歳の合計約380名のボランティアを、「水でうがい」、「ヨウ素系うがい薬でうがい」、「何もしない」の3群に分けた2カ月間の追跡調査が行われました。うがいは15秒を2度行い、1日3回以上実施されました。
その結果、「水うがい群」は対照の「何もしない群」に比べてかぜの発症が40%減り、うがいのかぜ予防効果が実証されました。
ただ、「ヨウ素系うがい薬群」では、対照群と差がなく、はっきりした予防効果がみられませんでした。この原因として、正常細菌のバランスが、薬によって壊されたためではないかと推測されています。
文献:
川村 孝, 里村一成, 後藤雅史, 北村哲久, 系統的無作為割付対照試験による感冒の予防・治療体系の確立. Reserch Papers of The Suzuken Memorial Foundation, 22:42-45, 2005.
里村一成, 川村 孝, うがいによる風邪の予防効果. Medical Practice, 23(8):1460-1461, 2006.

(引用:「サラヤ株式会社 インフルエンザ」より)

 

ただし、インフルエンザウイルスは風邪ウイルスよりも感染力が強いので、この実験によってインフルエンザ予防のうがいの有効性は認められません。

風邪ウイルスは喉の粘膜に付着してから体内に取り込まれるまで時間がかかるとされていることもありますね。

ただ、風邪ウイルスも口から入ってきたらすぐにのどの粘膜まで届いてしまいます。

しかし、うがいをしてものどの粘膜まで水が届きませんよね。

であれば、ウイルスを外に出すことはできませんよね。

ましてや、鼻粘膜に付着した風邪ウイルスをうがいで取り除くことはできませんよね。

 

それなのに、なぜ風邪の予防にうがいは有効なのでしょうか?

 

これにはある推測があります。

実は、うがいはウイルスを取り除く働きはほとんどなく、喉を湿らせることで風邪ウイルスに感染するのを防いでいるのではないか、ということです。

もし、これが本当であれば、インフルエンザ予防にもうがいが有効かもしれない、ということができます。

 

つまり、うがいがインフルエンザに有効性がない、と結論付けるのはちょっとまだ早いのかな、という気はします。

インフルエンザウイルスを取り除くことはできないけど、喉を潤すことでインフルエンザ感染を防ぐことができるかもしれないんですよ。

ただ、インフルエンザの感染力を考えれば、本当に全く効果がないのかもしれないですけどね。

 

ということで、ひょっとしたらうがいがインフルエンザ予防に有効かもしれないので、しないよりかはしたほうがいいと思います。

せめて、うがいをしたらインフルエンザにかかりやすくなるとか、それ以外の病気になりやすくなるとか、そういったことは一切ありません。

ですから、外から帰ってきたら、うがいはしないよりかはしたほうがいいのではないでしょうか?

 

本当にうがいはインフルエンザ予防に効果なしなのかどうか、その結論は「効果なしでしょう」ということになります。

ただ、ひょっとしたら効果があるかもしれないですし、最低限うがいをしてマイナスになる事はないので、うがいはしたほうがいいのではないか、と思います。

 

 

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byokisirazusita

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